サポートイン南知多は愛知県の知多半島にある旅館です。通常の旅館と異なる点は、福祉施設が運用している旅館のためバリアフリーを始めとした障がい者へのケアが完全に行き届いており、とても安心できるところです。
【目次】
サポートイン南知多
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知多半島道路で南知多インター下車後、15分ほどの立地です。
駐車場はやや狭く、道路に面した所にありました。車椅子の積み下ろし等は、やややりにくいかもしれません。
サポートイン南知多で受けられるサービス
予約後にお電話を頂戴し、障害の度合いを確認されます。
嚥下障害があるため食事は一口大にカット。
お風呂は手すりなど完備されているとの事でしたが、見守り看護が必要なため、介添えのサービス(別料金です)をお願いしました。
館内はバリアフリーで車椅子や歩行器も完備。
トイレも全てバリアフリーで車椅子でも使いやすい仕様でした。
館内の様子
こちらがロビーです。
小さな旅館なのでコンパクトですが、オシャレな雰囲気でした。
1階と2階の間以外には段差がなく、あってもスロープです。
もちろん、2階への移動にはエレベーターがあります。エレベーターはやや狭いので、障害者(車椅子)+介助者の2名しか同乗できません。
大浴場のご紹介
こちらが一般用の大浴場です。旅館の規模に合わせ、大きくはないですが十分な広さがあります。
これとは別に、リフト付きの家族風呂もあるようですが、こちらは使用していないため、紹介を割愛します。
湯船へは段差がありますが、手すりもしっかりついています。
また、床が柔らかい畳になっており、転倒しても安心と感じました。
このような入浴器具も置いてあります。
お部屋のご紹介
今回は10畳のお部屋を予約しました。8畳のお部屋もあり、いずれもお布団です。また、ソファも付いています。
これとは別に介護ベッド付きのお部屋もあるようですが、その場合はソファが付きません。
お布団なら転落の心配もないと考え、介護ベッドは不要と考えました。
10畳のお部屋なので、広々としています。
こちらがソファスペース
お茶受けのお菓子です。
お茶は粉末タイプ。
冷蔵庫にはお水も。
浴衣です。旅館ですね!
電話は無く、タブレットが内線代わりです。
お部屋のトイレも広々バリアフリーです。
お部屋にお風呂はありません。
夕食のご紹介
こちらがお品書き。
今回は通常食に加えて一口大カットの料理もお願いしています。
それぞれの料理で、一口大→通常食の順にご紹介いたします。
まずは先つけです。
一口大カットの場合、見た目にはあまり違いがなく食欲を削がれることもありませんね!
続いては椀物。筍まんじゅうです。
まんじゅうは柔らかいため、お野菜とお麩だけカットされていました。
続いてはお造り!のはずがなぜかお肉です。
このあたりのブランド牛、知多牛のヒレステーキです。とても柔らかくて美味しかったです。
次に、お造りが出てきました。
ウマヅラハギには肝醤油も添えてありました。
続いては揚げ物。タラの芽、筍、椎茸です。なぜか山菜づくしですね(笑)
お食事です。甲殻類アレルギーのため、通常の白米に変更でした。
梅干しは種ぬきで、誤嚥の心配は無さそうです。
最後のデザートはフルーツとシフォンケーキです。
この後に料理長のご挨拶があり、手頃な食材を美味しく調理するのがこだわりであるとのご挨拶が。
女将さんの気遣いも良く、椅子に座って足が届きにくいと見るや足置きを持参。
お箸よりスプーンの方が食べやすいと感じ、スプーンを用意してくださる。また、飲み物にとろみ剤を入れるか等も確認してくださり、とても慣れていて安心感がありました。
料理の味については、一流旅館やホテルと同等の期待をしない方が良いと思います。ハンディキャップのある方と、安心して旅館のお食事をいただけることに感謝しかありません。
朝食のご紹介
こちらが朝食。ワンプレートでした。
おにぎり、焼き魚、卵焼き、煮物、青のり、野菜のヨーグルト和え等が盛り付けられていました。
最後に
予約直後に宿からご連絡をいただき、障害の度合いを確認されました。
我々は「こちらにお越しになるお客様としてはかなり軽度」との事前解答があり、かなりのハンディキャップを持たれた方でも伺っているお宿だと思います。
たしかに対応にはすごく慣れており、とても安心して過ごすことができました。女将さんの気遣いも◎でした。
お値段は旅館としては高めなのかもしれませんし、請求にもミスがあるなど気になる点もありましたが、それを持ってしてもなお、お伺いして良いお宿だと感じました。
旅館のすぐ目の前には小さな海岸もあります。滞在の際にはぜひ行かれてください。
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