航空会社のステイタス(いわゆる上級会員)を得るために、飛行機に乗りまくることを修行と言います。それを行う人が修行僧です。そして目的を達成することを解脱と言います。
ちなみに、英語圏だとマイレージ・ラン(Mileage Run)と言うようです。一気にかっこよくなりますね(笑)
なぜステイタスが欲しかったのか?
当時、JALなら30万、ANAなら40万が最低必要資金と言われていたと記憶しています。
そこまでしてなぜ私がステイタスホルダーになりたかったのか。それは以下のような"特典"があるからです。
●ラウンジ利用
空港にはラウンジと呼ばれる待合室があります。
特定のクレカ(ゴールドカード等)を保有していれば入室可のいわゆるカードラウンジもあれば、航空会社が運営しているラウンジもあります。
ステイタスを保有すると空港会社のラウンジを利用できるのですが、これが非常に快適です。国内であればビールとおつまみ、国際線ラウンジであればシャワーや食事もあります。
特に香港国際空港にあるキャセイパシフィック航空の「ザ ピア」というラウンジは圧倒的です。1日過ごせます。
●優先チェックインカウンター
特に国際線の手続きを行うとき、行列に並んだ経験はありませんか?ステイタスを持っていれば、例えエコノミークラスのチケットだろうが、上位クラスのカウンターを使用できます。
私はステイタスを保有してから、長時間並んだ記憶がありません。
●優先保安検査
基本的にその空港にある優先保安検査場を使用できます。
優先チェックインを済ませそのまま優先保安検査を受ける。空港到着から出国までが圧倒的にスムーズです!
●前方座席指定
機内には非常口席のような足元が広く空いている席がありませんか?こういった席はステイタスを保有していないと、自分で指定できないようになっています。
足元が広い、そして前に座席が無いことは特に深夜便では非常に重要です。他の人が食事中でも混み合う前にトイレに行けますからね。
●優先手荷物
現地に到着した後、ターンテーブルの前で荷物を待っていませんか?あの荷物、実は ①ベビーカーなど緊急性が高いもの ②ステイタスホルダー ③一般の方々 の順で出されています。JALの人から貨物室に別積みしていると聞きました。現地空港のオペレーションにもよりますが、ターンテーブルについた時には荷物が既に出ていることも多いです。
優先手荷物にはこのようなタグがつけられます。
JALはワンワールド(OW)というアライアンスに加盟しています。
これら特典は同一アライアンス加盟会社なら有効です!キャセイやカタール、アメリカン航空に乗った時でもこれらメリットが享受できるんですね。
どうやったらステイタスが取れるの?
ステイタスにもいくつかのランクがあります。細かい説明は割愛しますが、JMB
サファイアでビジネスラウンジが使用可能です。
※ちなみに、ダイヤモンドならファーストクラスラウンジです!
サファイアになる条件は、1月~12月の1年間で「50回搭乗する」もしくは「FOP(
フライオンポイント)を50,000獲得する」の何れかです。
コスト的には前者の方が抑えられそうですが、
旅行好きなら後者がおすすめです。私も後者でした。
せっかくステイタスを獲得しても、
その効力は次年度で終わりまく。ですが、
サファイア以上のステイタスを獲得すると、
JALグローバルクラブ(
JGC)に入会できます。
入会=
JALカードのCLUB-Aカードを
保有することになるため、
年会費が発生します。
またそもそもクレカ審査に通過することも条件になりますが、
入会すればカードを
保有している間、
おおよそ
サファイア相当の特典を享受できます。
JGCに入会してしまえば、修行は1年だけで大丈夫なんですね!
また、このカードは家族カードも発行可能です、私の場合、家族もカードを保有しており、私の同伴無で飛行機に乗る際もメリットを享受しているようです。
私は2017年に修行を行いました。その1発目としてOKA-SINタッチと呼ばれる、修行僧の定番ルートで弾丸シンガポール旅行をしています!
次回の記事では、OKA-SINタッチについて紹介していきます。
tavilover-booh.hatenablog.com
※専門的な解説サイトではないため、細かな点や説明は省略しております。
また、事実誤認や状況変化もあるかと存じますので、詳細についてはご自身でもご確認いただくようお願いいたします。